ADHDの人が仕事のミスを減らすためにで

「またミスをしてしまった…」「何度も確認したのに間違えてた…」と悩むことはありませんか? ADHDの特性上、注意が散漫になりやすく、仕事のミスが増えてしまうことがあります。私自身も小さいことから大きいことまで含めて数多くのミスをしてきました。AD HDに限らず、発達障害のある方はミスが多くなりやすいと思います。ミスをすればするほど、自分に自身無くしますよね。

でも、適切な対策を取れば、ミスの頻度は確実に減らせます。今回は、ADHDの人が仕事でミスを減らすための具体的な工夫について実経験を元に解説していきたいと思います。

ミスが多くなる原因

ADHDの方が仕事でミスをしやすいのには、いくつかの理由があります。

  • 集中力の波が激しい:短時間は集中できても、長時間の作業になると注意が散漫になりがち。
  • ワーキングメモリの弱さ:一度にたくさんの情報を覚えておくのが苦手で、作業中に抜け漏れが発生しやすい。
  • 注意の切り替えが苦手:次の作業に移る際に、前のタスクを完全に終わらせるのを忘れることがある。

これ、本当にそうなんですけど、後から考えたらなんでそれを忘れるの?とかなんでそれを確認しないで進めちゃったの?とか自分でも信じられないことやってること結構ありますよね。まるで自分が自分じゃないみたいな感覚に陥りますよね。

ミスを減らす具体的な対策

1. 「ダブルチェック」ではなく「別の方法でチェック」
同じ方法で何度も見直しても、脳が「もう確認した」と勘違いして見逃してしまうことがあります。例えば、次のような方法でチェックするとミスを防ぎやすくなります。

  • フォントを変えて確認(読み慣れた文字ではなく、新しい視点で見られる)
  • 声に出して読む(目で見るだけでは気づけないミスを発見しやすい)
  • 別の時間帯に再確認する(作業直後はミスに気づきにくいため、時間を空けると客観的に見られる)
  • 指差し確認をする(意味分からずにただやるだけでいい。指差し確認をすると注意力が上がる)

2. チェックリストを活用する
「当たり前のことほど抜ける」のがADHDの特徴です。そのため、仕事の手順をリスト化し、項目ごとにチェックをつける習慣をつけると、ミスのリスクが大幅に減ります。特に、次のような仕事ではチェックリストが有効です。私もExcel等を使用してこれまで数々のチェックリストを作ってきました。

  • ルーチンワーク(事務作業やデータ入力など)
  • ミスが許されない仕事(お金の管理や契約関係など)
  • 複数の工程がある作業(レポート作成や書類の提出など)

上記職業に関わらず、チェックリストは有効です。ミスはしてしまうので仕方ありません。その代わり同じミスをしないようにミスする度にチェックリストをアップデートしていけばいいのです。

3. 短時間集中を意識する
長時間ぶっ続けで作業すると、注意力が落ちてミスが増える傾向があります。そのため、次のような工夫を取り入れて、集中力を持続させると良いでしょう。

  • ポモドーロテクニック(25分作業+5分休憩)を活用する
  • 環境を変える(静かな場所で作業する、イヤホンを使うなど)
  • タスクを小分けにする(「10ページ入力する」ではなく、「1ページごとに確認する」など)

まとめ

ADHDだからといって、必ずしも仕事でミスが多いわけではありません。適切な対策を取ることで、ミスの頻度を減らし、スムーズに仕事を進められるようになります。自分に合った方法を取り入れて、少しずつ改善していきましょう。

※必読※とびーのおすすめ!ADHDの当事者やご家族に一度は読んでいただきたい書籍「ADHD2.0 特性をパワーに変える科学的な方法」

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