私についてのご紹介

私が生きづらさの悩みコンサルタントをやる理由

世の中には、発達障害を持ちながらも高い能力を発揮し、成功している人々がいます。彼らを支援するコンサルタントや専門家も数多く存在し、有益な情報や実践的なアドバイスを提供しています。しかし、私はそうした高い能力を持ち合わせているわけではなく、これまでの人生で誇れるような実績を残したこともありません。では、なぜそんな自分がコンサルタントをやろうと考えたのか。その理由についてお話ししたいと思います。

私はずっと、自分の個性が原因で社会に適応することに苦しんできました。仕事においては、周囲と同じように効率的に動くことができず、何度も注意を受けては落ち込み、自己嫌悪に陥る日々を過ごしてきました。人間関係においても、相手の言葉の意図を正しく汲み取れず、誤解を生むことが多々ありました。そのたびに、「なぜ自分は普通にできないのだろう」と自問自答し、社会で生きていくことに強い困難を感じてきたのです。

そんな私にとって、いわゆる「能力のあるコンサルタント」の方々が提供する情報は、どうしても自分ごととして受け取ることができませんでした。彼らのアドバイスは理にかなっているし、実際に成功した人の言葉だからこそ説得力があります。しかし、それを実践しようとしてもうまくいかない。どこか自分には縁遠い世界の話のように感じてしまうのです。

もちろん、病院やカウンセリングにも頼りました。しかし、診断を受け、アドバイスをもらったところで、現実の社会でどう生き抜いていくかはまた別の話です。診察室を出た後の現実は厳しく、結局は自分でなんとかするしかない。その「なんとかする」方法が分からず、ただもがいているうちに時間ばかりが過ぎていく……。そんな経験を何度も繰り返してきました。

だからこそ、私は同じように苦しんでいる人たちと一緒に考え、支え合えるような大きなコミュニティを作りたいと思いました。このコミュニティでは、単なる一方的なアドバイスではなく、互いの悩みや経験を共有しながら、実践的な解決策を探していくことを目的としています。そこでは、私自身も学びながら、少しでも多くの人に役立つ情報を届けることができればと考えています。

私は、即座に納得のいく解決策を提示できるような専門家ではありません。しかし、それでも私は、苦しんでいる人に寄り添い、話を聞き、その人の気持ちを理解しようとする姿勢を大切にしたいと考えています。相談の場をただの「一度限りの関係」にするのではなく、困ったときにはいつでも手を差し伸べられるような関係性を築いていきたいのです。

私は、能力のある人たちのように華々しい成功体験を語ることはできません。ですが、自分自身が社会で苦しみながら生きてきた経験を活かし、同じように悩みを抱える方々の力になりたい。その思いを胸に、この活動を続けていきます。そして、少しずつ実績を積み重ねることで、より多くの人が安心して相談できる場所を築いていきたいと思います。

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