ADHDや発達障害が原因で仕事が続かない…どうすればいい?
「仕事が長続きしない…」「何度も転職してしまい、もう自信がなくなった…」こんな悩みを抱えていませんか? ADHDの特性上、集中力が続かなかったり、飽きやすかったり、時間管理が苦手だったりと、仕事でつまずく場面が多くなりがちです。私も会社員時代はいくつもの職場を転々としていました。多くは人間関係でのトラブルでしたが、職場環境に適応できなかったり、単調な仕事内容に地獄のような苦痛を感じて辞めたこともありました。
こうしたようにADHDに限らず、発達障害をお持ちの方やその疑いのある方は長く安定して勤務できないことに悩む方が多いと思います。でも、それは「仕事が向いていない」わけではなく、「自分に合った働き方を見つけていないだけ」かもしれません。
ADHDの特性を理解する
ADHDの方は、ルーチンワークや単調な作業が苦手なことが多いです。逆に、新しいことを学ぶのが好きだったり、アイデアを出すのが得意だったりします。こういった特性を活かせる仕事を選ぶことで、働きやすさがぐっと変わります。例えば、クリエイティブな仕事や、変化の多い環境の方が合う方も多いです。私の過去の経験としては得意な行動力を活かしながら自分に合った個人プレーができる営業職として働いていた時は「自分に合っている」と感じながら仕事をしていました。(過去の職業経験についてはまた別の記事で詳しくご紹介したいと思います)
このように環境を変えるだけでも、仕事のしやすさはかなり違ってきますので、転職を繰り返すことに悲観的になる必要はありません。人間関係にストレスを感じやすいなら、リモートワークや個人作業が多い仕事を選ぶのも一つの方法です。興味が続かない場合は、プロジェクト単位で仕事をする形を探すのも良いでしょう。
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具体的な対策
1. 自分の強みを活かせる仕事を選ぶ
向いていない仕事に無理に適応しようとすると、ストレスが溜まるばかりです。自分の得意なことを活かせる職場を探してみましょう。強みが分からない人は、これまでの経験で他人から言われた言葉を思い返してみましょう。そうすると、「そういえばこれはいろんな人から言われるな」という言葉があるはずです。その中で褒め言葉があれば、それはあなたの強みということです。例えば私は「行動力がある」や「なに考えてるか分からない」等が人からよく言われる言葉です。この場合、私の強みは「行動力がある」ことですので、営業のようなフットワークを使う職業を検討してみることの判断材料になりますね。
2. 仕事のやり方を工夫する
タスク管理ツールを使う、休憩をこまめに取る、ポモドーロテクニック(25分作業+5分休憩)を活用するなど、集中を持続させる工夫をすると、効率が上がります。またタスク管理ツールを利用する場合は注意が必要です。近年ではタスク管理をできるアプリが沢山ありますので、自分に合ったアプリを使うことで効率的に且つ手軽に利用できます。しかし、アプリのような起動しなくては利用できないものでは効果が出ない人も一定数いると思います。(私もその1人ですが、、、)そういった方の場合は、アナログではありますが、メモ帳やコピー紙等の視覚的にダイレクトに確認をする方法もおすすめです。
3. 職場環境を調整する
雑音が多いと気が散る場合は、ノイズキャンセリングイヤホンを活用する。デスク周りをシンプルにするだけでも、注意散漫を防げます。
まとめ
ADHDだから仕事が続かないのではなく、合わない環境で無理をしている可能性が高いです。まずは、自分に合った働き方を模索し、工夫を積み重ねることで、少しずつ「働きやすいスタイル」を確立していきましょう。
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